こんばんわ。月曜担当、プリセールスGのまつおかです。
本日のテーマは物流業務グローバル化につきまとう「言葉の壁」についてです。
海外も含めたロジスティクス事業
ここ数年、物流関係のニュースを見ていると、
海外に向けて積極的に事業を展開している企業のニュースが目につくようになってきました。
物流ニュースサイト「LNEWS」さんの記事でも、今月だけで
三菱倉庫/インドネシア三菱倉庫が新たな配送センターを開業(10月13日)
三菱日立パワーシステムズ/サウジアラビアに新補修工場(10月13日)
西鉄/キューバ、ドミニカ等のハリケーン被災地に緊急支援物資を航空輸送(10月13日)
日本郵便/UGXによる中国越境EC通関を用いた配送サービス開始(10月12日)
シーネット/ミャンマーとインドネシアのサポート体制を強化(10月12日)
オープンロジ/米国「Amazon.com」の物流拠点への納品代行サービス開始(10月11日)
富士通/フィリピン・セブ島にグローバルデリバリーセンター開設(10月11日)
NVIDIA/自動運転システムがドイツポストDHLの自動配達トラックに搭載(10月11日)
日通/タイにロジスティクス機能強化のために地域統括組織を開設(10月11日)
日本郵船/ロッテルダム港で4隻のシャトルタンカー向けにLNG燃料を供給(10月11日)
JICA/ニカラグアに円借款、貧困地域での物流の改善に貢献(10月11日)
デンソー/米国でグローバル生産体制強化に1000億円投資(10月10日)
ローツェ/ベトナム子会社の工場増築、設備投資32億円(10月10日)
UPSジャパン/消防士から寄付された安全靴をラオスへ輸送(10月10日)
郵船ロジ/西武ライオンズによるマレーシアに野球用具寄付で無償輸送(10月05日)
GLP/28億米ドルで欧州のデベロッパー取得、欧州へ事業拡大(10月03日)
ヤマトHD/雅瑪多管理(中国)が「上海市 多国籍企業地域本部」として認定(10月03日)
オープンロジ/国際eパケットによる海外配送対応開始(10月02日)
日本郵便/米国アマゾンへの日本出品者向け国内物流業務開始(10月01日)
というように国外も含めたロジスティクス事業が活発に行われています。
ここに挙げた以外にも、
・輸入経路、輸出経路の見直し
・国際貨物燃油サーチャージ値上げ
・国際海上コンテナ検討
・航空輸出取扱重量増、国際線貨物重量増
等々、間接的な海外事案のニュースも数多く見受けられます。
中には「国交省/海賊対処法の護衛対象船舶、登録船舶数6933隻」なんて物騒なニュースもありましたよ。
言葉が通じない=気持ちが通じない
海外事業者とのビジネスにおいてどうしても付きまとうのは
「言葉の壁」です。
過去に日本物流団体連合会の発表した「日本の物流の強みを確認しその普及を図るための調査報告書」では
・現地化されたチームで拠点を運営することが重要。そうすれば、現地の協力事業者とも、現地政府ともうまくやっていけるはず
・現地スタッフを指揮する際、言葉の壁のためかコミュニケーションに問題がある
と、コミュニケーションをとるにあたり言葉の壁があると指摘し、最後には
・我が国物流事業者に対しては、クオリティが高く、その能力をもっと広いエリアで発揮して欲しいと期待する意見が多く聞かれ、あわせて、日本の優れた物流システムの PRに取り組みことも必要であるとしている。
・現地事業者、現地スタッフ、現地政府、欧米荷主企業の現地法人とのコミュニケーションが重要であり、そのためには、現地人材・グローバル人材の登用と育成が大きな意味を持つのではないかと考えられている。
・国内・海外ヒアリングでは、物流事業者に対して、コストの他、資格認証、プレゼンテーション力、技術力、作業品質など様々なニーズを持っていることも判明し、欧米荷主企業の物量を獲得するためには、これらのニーズに応えるよう努めることも重要としている。
とまとめています。
国内外をトータルで見るようなロジスティクス事業では言葉の壁が少なからず存在するが、
それを乗り越えてでも優秀な日本流の物流システムを伝えていく必要があります。
言葉の壁
海外の方を前に2Dの図面を広げて、一生懸命に説明して、通訳に翻訳してもらい、
それでも相手に100%伝わるかどうか・・・
このあたり、頭を悩ませている企業の方も多いと思います。
もっと直感的に相手に伝わればいいのに!と思いますよね。
弊社取り扱いの業務改善シミュレーションソフト『Demo3D』は
海賊には立ち向かえませんが、3Dで視覚的/直感的に分かりやすいレイアウトをはじめとして、
言葉の壁を乗り越えて意思疎通できるコミュニケーションツールでもあります。
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次回の月曜日は「物理演算エンジン」についてアレコレ書いてみます。
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