AR、VR、MR、SR、DR、XR、、、

はじめまして、9月に中途で入社しました田辺と申します。

年齢的には新入社員と同じになりますので、毎週水曜日の新入社員のブログの更新を担当させていただきます。

ブログを書いた経験は言わずもがな、そもそも不特定多数の方が閲覧可能な文章を書いた経験が皆無だと気付き、非常に不安ですが何とかこの場は取り仕切れたらと思います。文系ですし。宜しければお付き合いいただければ幸いです。

 

何について書こうか迷いましたが、直近でEmulate3DのVR分野での作業を行う機会がありましたので、今回はVR・ARについて何か記事を書こうと思いました。

 

現在、弊社取り扱い製品「Emulate3D」の対応HMDは「HTC vive」「Oculus Rift」「Gear VR」「LEAP motion」「Microsoft HoloLens」になります。

 

VR・AR分野は昨今益々、市場を拡大していき、新規デバイス、サービスが次々登場しています。(このブログ内でも度々扱っていますのでよろしければ併せてご確認ください。)

「VR」「AR」はゲームなどで用いられ、言葉としてかなり一般化してきた認識があります。たまにそれらを複合した「MR(複合現実)」という言葉も耳にします。

ですが「〇R」は続々と新しいものが生まれているようです。今回はそちらについて三つほどご紹介させていただきます。

 

VRとARは非常にイメージがつきやすいですね。

 

「SR」

一つ目は「SR」。「SR」とは「Substitutional Reality(代替現実)」の略称です。理化学研究所が提唱・研究する現実世界に過去の映像を織り交ぜ、過去の実際の出来事を体感できる技術です。

過去の映像を特殊な危機で録画し、HMDに投影、また過去の映像と現実世界を織り交ぜることで、体験者は実際の出来事と錯覚させることができるようです。

活用方法としては医療分野、特にPTSD、要は重度のトラウマの治療や予防に期待されています。スーパーレアではないです。

いい画像がないですが、イメージ的にはこういうことです。

 

「DR」

二つ目は「DR」。「DR」とは「Diminished Reality(減損現実)」の略称です。ドイツのイルメナウ工科大学研究チームが提唱・開発するAR(拡張現実)とは反対に実際に存在するものをリアルタイムで見えなくする技術です。

また、別団体が開発した「IRL Glasses」というかけると周囲のディスプレイを表示しなくなるデバイスも製品化を目指し開発されているそうです。ドラマーではないです。

 

IRL Glasses」が実用化すればこういったシュールな光景が体験できるかもしれません。

しかしながら、これらの技術、線引きが曖昧な気がしないでしょうか。実際私も詳細を調べていて、「SR」って要は「MR」ではないのかと思いました。

実際そういった先端技術は各開発者がいうなれば勝手に命名しているものなので、当然住み分けは、不透明になっていきます。

そういった背景はやはり自明なようで、次に紹介する「〇R」が定義された様です。

 

「XR」

三つ目は「XR」。「XR」とは「Cross Reality」の略称です。境界が曖昧になってきた各技術をまとめる言葉です。現実世界と仮想世界を繋ぐ技術を総称する言葉であり、これ自体が何か新たな技術というわけではありません。iPhoneのグレードでもないです。

無茶苦茶ですがつまりこういうことです。

 

以上三つがVR、AR、MRに続く新たな「〇R」です。近い将来「XR」が普及していくかもしれませんね。

 

「Emulate3D」でもこういった「XR」分野で少しずつ拡張機能を検討しております。「DR」はともかく「SR」は動作の確認等、製造・物流の現場でも役立ちそうだなという所感です。

私がやっている作業もお伝えする機会があるかもしれません。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。次回はもっと低燃費な更新を行いたい所存です。