この記事をご覧の皆様、お久しぶりです。
マーケティング担当の野崎です。
先々週、先週と火曜は丁度お休みを頂いており更新頻度が減ってしまいました。
今週からはしっかりと更新するようにしていきますので、ぜひご覧ください。
(更新しないブログ担当者もちゃんと注意していきます)
やはり有名どころはViveとOculusですが、世の中には様々なHMDがあります。
その中でも超ハイスペックなVRデバイス「XTAL」の紹介をしていきたいと思います。
XTALって?
日本人としてはあまり馴染みがありませんが、
チェコ共和国の首都、プラハを拠点とするVRgineers社が開発しているHMDです。
XTALは2018年6月26日~27日にボストンで開催されたVRX Immersive Enterprise Expoで発表されました。
なんと解像度は5K、FoV(視野角)は170度、非フレネルレンズ、ワイヤレス、
LEAP MOTION搭載、アイトラッキング可能という驚愕のスペックです。
先日の記事でLeapMotionが開発しているARヘッドセット「North Star」については紹介しましたが、
LeapMotionを簡単に言うと高精度ハンドトラッキングセンサーです。
センサーなのでコントローラなどを持たなくても、LeapMotionのトラッキング範囲で手を動かすことで
コントローラと同じ動作をすることが出来ます。
LeapMotionを内部に搭載したヘッドマウントディスプレイは世界初です。
素晴らしいスペック!欠点は…
欠点は何といっても価格が5800ドルと高いこと(9000ドルから値下げしたのですが)と、
このレベルのハイエンドHMDに出力するには非常にハイスペックなPCが必要だということですね。
またXTALはLeapMotioin含めた状態で770gと少々重く、
これはViveProにLeapMotionを含めた状態である600gを凌ぐ重さとなっております。
競合製品
ハイエンドVRHMDの競合といえば、5Kかつ視野角210度のStarVR Oneと、8Kという超高解像度のPimax 8Kですね。
starvr one
台湾のStarVR社がバンクーバーで開催されたSIGGRAPH2018で発表したStarVR One。StartVR社は日本でもディスプレイで有名なAcer社とStarbreeze社の合併会社として設立されています。水平視野210度、垂直視野130度は数あるHMDの中でも最も広く、利用されているディスプレイもAMOLEDの特注ディスプレイです。
Pimax 8k
中国のPimax社がクラウドファンディング大手のKickstarterで資金を集めて開発したPimax 8K。20万ドルの目標金額でしたが、なんと129万ドルを集めて注目を浴びました。
実は私は個人的にKickstarterを見ており、購入を考えましたが、8Kを出力できるだけのPCスペックを用意できずに断念しました。悲しいです。
さいごに
XTALは9月に出荷開始予定となっており、注文はVRgineersの公式サイトから可能です。
高級過ぎてどんな会社が買うのか気になった方も多いとは思いますが、
アウディやBMW、フォルクスワーゲンといった自動車メーカーでは既に導入中とのことです。
ここまでハイスペックなHMDは用意出来ないためDemo3Dで試したことはありませんが、
どのくらい変わるのか気になるところですね!
物流業・製造業向けエミュレーションソフト「Demo3D」はVRにも対応しております。
自社の製品をVRでプレゼンしたり、VR会議に出したり、さまざまな使い方が可能です。
ぜひ一度ご覧ください!
次回の火曜もVRに関する記事をお届けします。
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