はじめまして、6月からES部に戻りました、岡田です。
今まで別案件の助っ人として、他部署を回っていたのですが、
ES部へやっと戻れることになり、戻ってまいりました。
今後は皆様とも関わりがあると思いますので、宜しくお願い致します。
さて、今回は初ブログということで、物流の歴史を振り返って、勉強してみたいと思います。
皆様もよければ、お付き合いください。
1950年頃(日本の物流状況)
このころは道は未舗装で、荷物の取り扱いも雑、運ぶのも人力と、荷物の破損はよくある物流でした。
企業としても、輸送と保管と作業が発生する場所で個々に作業をしていたため、効率も悪かったみたいです。
現在では、一番コストがかかるのは輸送費ですが、昔は物が壊れるのを防ぐ目的で、
梱包費に一番コストがかかっていたそうです。
物流の語源(起源)
日本には、もともと物流の概念がなく、生産や流通にひとくくりとされていました。
しかし、生産性の向上や高度経済成長に伴い、大量消費状況となり、
これまでのような生産工程の一部では対応できなくなってきて、早急な課題となってきました。
そこで、先進国のアメリカに視察団を送って、視察団が報告の際に使用した言葉が、
Physical Distribution(フィジカル・ディストリビューション)
であり、訳語がないためそのまま使用されました。
この時に、初めて物流の概念ができたそうです。
視察団の提言
視察団の報告書の中で、「我が国で検討すべき諸点」として提言しています。
下記に、提言を引用します。
- 「流通技術」という概念の普及徹底を図ること。生産技術と同等の重要性を持ち、しかも従来まったく研究の対象にされていなかったこの問題の重要性がひろく認識されねばならない。
- 「流通技術」の公共性を認識し、これが改善に関係者が協力すること。
- 「流通技術」の基盤として荷役の機械化、合理化を図ること。
- 「流通技術」の発展のため荷造・包装の改善を図ること。本格的な包装規格の判定、工業標準化の活用強化を強調したい。
- 「流通技術」の発展は道路政策とも密接な関係にあることを当事者は認識せねばならない。
- 「流通技術」の発展にはターミナル施設の近代化が不可欠である。
- 「流通技術」の合理化には、共同輸送の実現がのぞましい。
日本の物流の幕開けです。
物的流通(Physical Distribution)から物流へ
当初は、Physical Distributionに訳語がありませんでしたが、
1964年の通産省産業構造審議会流通部会に物的流通委員会が設置され、
初めて公的に物的流通が使用されました。
言葉と一緒に物流の概念ができ、
今までは、生産行程で発生する作業から、物流関連業務へと進化した瞬間でもあります。
まとめ
「物流の歴史」はいかがだったでしょうか?
私は、まだ物流業界へ携わったことはなかったので、物流の語源等は知りませんでしたので、
良い機会になりました。
やはり、モノづくりとは、密接な関係性にあるのですね。
今まで私は、自動車関連の業務に携わってきて、生産現場を見てきましたが、
物流という観点で見ていませんでした。
しかし、思い返してみると、生産のオーダーを基に、
物流も計画のうちに含まれていたので、身近なところに物流(物的流通)ありますね。
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