この記事をご覧の皆様、こんにちは。
マーケティングの野崎です。
Demo3DにVR機能が搭載されてから、Demo3Dをご利用頂いているユーザー様などからVR関係のお問い合わせを受けることも増えてきました。あと展示会のVR/ARゾーンに出展した時なども質問を受けたりします。
VRの最低要件はGTX970以上、i5-4590以上となっておりますが、最低ラインだと重たいモデルを動かすことが出来ないです。
そのような方には、モデルを最適化(オブジェクトを削減したり、見た目だけにして中身を動かさなかったり)することを勧めています。
が!しかし!
最適化なんて面倒だしやっぱりそのままVR化出来たらいいじゃないですか。
そこで、素人の方には全くお勧め出来ませんが、ある方法があります…。
そう、現在のPCのパーツ構成を変えることなく、PCのスペックを上げる方法…。
「オーバークロック (OC)」です!
オーバークロックって?
その名の通りクロック周波数を低格以上に設定することです。例えば定格2.0GHzのCPUを3.0GHzで動作させます。
つまり、オーバークロックすることでPCの処理能力が100%から120%や150%にすることが出来ます。
!注意!
単純に処理能力が上がるだけなら誰でも行ってしまうかもしれませんが、実はオーバークロックは専門的な知識が無い場合はかなり危険でCPUやマザーボードの故障はもちろん、最悪の場合は発火・発煙などの危険性もあります。PCが壊れても全く責任は負わないので実施は自己責任でお願いします。
オーバークロックの方法
方法は二通りあります。BIOSで設定する方法と、PC搭載のCPUメーカーが出しているOCツールを利用する方法です。当然ですがマザーボードがOCに対応している必要があります。
両者ともPCによってマザーボードもツールも異なりますので解説出来ませんが、BIOSから設定する場合はマザーボードのマニュアルがある場合はそちらを見て頂くとOCの項目が分かるかと思います。オーバークロック用にタブがあったり、CPU倍率や電圧などのパラメータを設定できるところから可能です。
知られざるOCの世界
OCを実施する場合はCPUがかなり高温になります。定格で動かしている場合は40~80度程度です。
※PCに依存するので何とも言えませんが、目安としてお考えください。
OCすると普通に80度以上になってしまいますが、80度を超え出すと結構危険なので冷却には気を遣う必要があります。
そこで、本格的なオーバークロックを行う人は液体窒素を使って冷却することもあります。
なんとも恐ろしい世界です。私は個人的にCPUのOCはしていますが、液体窒素まではさすがに使ったことはありません。やってみたいとは思いますが、うかつに手を出して私のPCが壊れたら多分暫く立ち直れないので出来ていませんね。
次回の火曜は「データ型の解説」です。
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