この記事をご覧の皆様、こんにちは。マーケティングの野崎です。
以前とあるモデルを作った際に実装した機能で、VRの中で商品をかざすと特定のフタが開くデジタルピッキングのシステムがありました。今回はそのシステムの作り方を解説していきたいと思います。
ワーク
発生するワークはDemo3DのデフォルトBoxを0.1mx0.1mのサイズに編集したものとします。
カゴとフタの用意
ふたは下図のようなイメージで開きます。
まずカゴとフタを用意します。
本モデルのカゴはシーン右クリック「新規」→Basic→Containerを利用しています。
フタは「新規」→Basic→Boxで大きさを調節、色はSilverに設定してあります。
フタの回転軸となるところは「新規」→Basic→Cylinderで大きさを調整、色はBoxと同じくSilverに設定してあります。
Motorの設置
フタ(Box)はフタの回転軸(Cylinder)にParent設定し、Rotational Motorを設置します。MotorカタログはStoreにあります。
Rotational Motorのピンクの丸い部分が回転するので回転軸に垂直になるように向きを変更します。
その後、回転軸のParentをRotational MotorのToolPlateに変更します。
確認 現在の階層構造は下記の通りです。
RotationalMotor
-ToolPlate
-Cylinder
-Box Rotational
Rotational Motorの設定を調整します。IsMovingToTargetを変更することで回転させることが出来ます。ここの設定は各モデルによって異なる可能性がありますので、もし思い通りの動作にならない場合は微調整してください。
センサーの設置
さて、そろそろセンサーを設置していきます。先にも説明した通り、このモデルは商品をかざすことでフタが開くシステムなので、かざすことを感知するためのセンサーが必要になります。特に何も用意していないので雰囲気が分かり辛いですが、レジスタのようなかざす機械のCADを設置して、その前にこのようなセンサーを置いていくとかざすことによってフタが開く動作を実装することが出来るようになります。
このセンサーにスクリプトを記述して動作を実装していきます。
今回はここまで、次回にセンサーのスクリプトについて解説していきます。
次回の火曜は「商品をかざすとふたが開くシステム -2」です。
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