こんにちは、開発Gの関口です。
今回から数回に分けて、今後ロジアナ君に追加される予定の機能について解説していこうと思います。
第一回目である本稿では、今後追加予定の「一方通行の設定機能の追加」について説明します。
一方通行の設定機能とは?
倉庫をレイアウトする上で人またはカート同士の衝突を避けるため、特定の通路は一方通行にしたいという要望があるかもしれません。
そういったときに「一方通行の設定」を行います。
次のようなレイアウトを考えてみましょう。
両側にラックが配置され、開始地点・終了地点からラックまでそれぞれ2つの通路が存在します。
この通路幅は1mで設定しているとすると、通路内で人がすれ違うには狭すぎるため片一方の通路を一方通行にしたい場合があります。
一方通行オブジェクトの設定
一方通行の設定は、一方通行にしたい部分に一方通行オブジェクトを配置します。
通路に一方通行オブジェクトを配置し、一方通行に設定してみます。
一方通行オブジェクトは障害物などと同様に自由に配置することができます。
ただし、一方通行オブジェクトの「向き」は配慮する必要があります。
一方通行オブジェクトを配置したレイアウトを使うと、結果は以下のようになります。
一方通行に設定した箇所では、すれ違いが発生しなくなりました。
このように、一方通行を設定することで工場の複雑なレイアウトにも対応できるようになります。
ただし、一方通行の設定は正しく行わないと開始地点や終了地点、特定の間口にたどり着けなくなってしまう場合がありますので注意して設定する必要があるでしょう。
次回は「今後ロジアナ君に追加される機能(その2)」についてお話させていただきます。
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