こんにちは。マーケティングGの野崎です。
今回はDemo3Dの使い方解説というよりも、
POV-Rayというソフトについてご紹介していきたいと思っております。
POV-Rayはポヴレイと読みます。
OSS(*)の3Dレンダリングエンジンの一つです。Demo3Dのレンダリングで使われています。
多くのOSで利用することが出来るため、利用者も多いレンダリングエンジンになります。
OSS(*)…オープンソースソフトウェア。ソース(プログラム)が一般公開されているソフトウェアのことです。
ポヴレイを上手に使えば下図のように綺麗なCGが作れます。
まるで実際にその現場を撮ったかのように精巧な作りです。
整い過ぎていて確かに作りものっぽい感じはしますが。
(両方ともポヴレイでレンダリングした画像です)
グラスに映る光の反射やガラスの質感は本当に素晴らしいですね。
これが無料公開とは信じがたいです。
ちなみに、Demo3Dでレンダリングした画像は下記の通りです。
動画にしようとすると、静止画が1秒で30枚程度必要になってきますが、
もし仮に静止画のレンダリングに3時間程度掛かっていたとすると、
1秒撮るだけに約90時間掛かる計算です。
フルCGアニメーションで有名なモンスターズインクなどの制作会社であるピクサーも、
当然このレンダリング作業を行いますが、一体どれだけ膨大な時間が掛かっているのか…。
この(名前忘れましたが)青いモンスターの毛一本一本が動く…。あまり考えたくないですね。
ちなみにDemo3Dで一般的な規模(中規模程度)のモデルでしたら30分程度でレンダリング出来ます。
※規模と設定に依存するので目安としてお考えください。
ソース
Demo3Dでレンダリングしたことがある方は分かると思いますが、
レンダリングする時に何か文字がずらーっと表示されます。
あれがPOV-Rayのソースなんですね。
Demo3Dを使えばあのように長いソースを書く必要はありません。
特にDemo3DのLayout3Dというエディションならば、モデルを動かす事は出来ませんが、
低価格で簡単な3DCADのような感覚で利用することが出来ます。
Demo3D
レンダリングは「QuickRayTrace」を押下することでレンダリングのモデル静止画を取得することが出来ます。レンダリング動画に関しては通常の動画撮影手順を実施し、キャプチャする段階で拡張子を「.pov」にするというものです。
この辺りはDemo3Dの説明なのでレンダリング動画・デモ動画の方法について知りたい方は
リンクをご参考ください。
次回の火曜は「デパレタイズしたワークをパレタイズしてみよう」です。
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