初めまして。ロジアナ君維持保守担当の関口です。
突然ですが、弊社では「ロジアナ君」というピッキング作業のコスト削減ツールを提供しています。
ピッキングの際の歩行距離・歩行時間を算出したり、元の出荷データを効率的なルートを通るよう並び替えたりすることができます。
ブログでは、ロジアナ君の使用方法やレイアウトのテクニックなどについて、説明させていただきます。
まず、第一回となる本稿では「エクセルで作ったレイアウト...どのようにして距離を算出しているのか」についてお話します
ロジアナ君では工場や倉庫のレイアウトは、エクセルのフォーマットファイルを用いて定義します。
さて、例えば以下のようなレイアウトを作成したとします。
とても簡単なレイアウトです!
「S」はスタート地点、「E」は終了地点、真ん中には4つの間口を持つラックがありますね。
ここでは、左上の間口と右下の間口からピッキングして、終了地点へ向かうルートを仮定してみましょう。
ロジアナ君で計算した結果は以下となります。
左上と右下の間口を経由して終了地点へ向かっていますね!
大きく回り込むことはせず、最短のルートで目的地へ向かっていることが分かります。
このようにロジアナ君では実際の走行ルートを探索し、その結果をもとに距離を算出しています。
では、次のように間に障害物が存在した場合はどうでしょう?
結果は以下のようになります。
障害物を避けて2つの間口を経由して終了地点へ向かっていますね!
このようにロジアナ君では障害物などが存在する場合でもそれを避けて目的地へと向かうので正しい歩行距離が計算できるのです。
目的地へ辿り着くルートさえ存在するのならばロジアナ君はそのルートを探し出し、その歩行距離を算出してくれます。
それがたとえまるで迷路のようなレイアウトであってもです!
次回は「ピッキングの種類」について実際にどのようにルートが異なるのか、ロジアナ君を使って解説させていただきます。
ではまた次回、お会いしましょう!
次回の月曜は「ピッキングの種類について」です。
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